S35使用構築
はじめまして。記事をご覧いただきありがとうございます。
くぼしたと申します。
実質剣盾最後のシーズンということで、初めて構築記事を書いてみました。
拙い文章ですが、最後まで目を通していただけると幸いです。
【目次】
1.構築経緯
環境で猛威を振るっているに対して強く出ることのできる、とつげきチョッキから構築を組み始めました。
とつげきチョッキを採用する場合、大抵はこいつにダイマックスを切るだろうと考えたため、裏にはダイマックスしなくても強いアタッカーとしてを採用しました。
また、耐久をおくびょうの雨下しおふきを最高乱数切り耐えまで振ることで、あらゆる並びに対しての初手性能、対面性能を高めました。
上記2体ではやなどの地面タイプに不利をとってしまうため、誤魔化し性能が高く、ステルスロック+あくびで対面操作ができるオボンのみを採用しました。
この3体ではがあまりにも重いので、こだわりスカーフを採用しました。
持ち物をスカーフにすることで、ダイマックスをしなくてもスイーパーとして活躍してくれました。
以上のを軸とし、ここから補完のポケモンを考えました。
まず、上記4体ではのマルチスケイルやのプリズムアーマーを駆使したサイクルを崩すのは困難だと考えたため、いのちのたまを採用しました。
ここまでの5体で厳しいポケモンが自分では思いつかなかったため、最後の1枠は相手の選出に圧力をかけることのできるポケモンを採用しようと考えました。
その際に浮かんだのが襷でした。ならシャドースチールで相手の能力上昇を奪い取ることができる=壁+積み構築に対してかなりの圧力をかけられるのではないかと考え採用しました。
以上の経緯で構築が完成しました。
2.個体詳細(採用順)
@とつげきチョッキ ひかえめ
205(236)-x-140-222(252+)-120-113(20)
ときのほうこう ラスターカノン だいちのちから かみなり
H-できるだけ高く
C-振り切り
S-少し振ってる90族を抜けるくらい
構築の組み始めの1匹目です。
ダイマックスしたときの対面性能は凄まじく、あらゆるポケモンと五分以上に勝負ができました。
初手から投げるというよりかは、後ろにおいて有利対面ができたときに一気に崩しに行くといった感じでした。
技構成は、反動はあるがりゅうせいぐんより火力の出せるときのほうこう、ダイスチル媒体のラスターカノン、ダイアース媒体の大地の力、用のかみなり の4つにしました。(ダイマックス前提ならラスターカノンはてっていこうせんでもよかったかなと思っています。)
@くちたけん いじっぱり
199(252)-222(92+)-136(4)-x-152(132)-172(28)
HD-おくびょうの雨下しおふきを最高乱数切りで耐え
A-陽気ザシアンの振り切りと同じ火力
S-あまり
構築の組み始めの2匹目です。
HDに厚く割くことで、の雨下しおふきを耐えたりの珠ダイバーンを耐えたりするなど、あらゆるポケモンとの対面性能を高めることができました。
火力に関しても、陽気ザシアンの振り切りと同じ火力なので火力に困ることはあまりありませんでした。
ただ、素早さにあまり努力値を割けなかったのでザシアンミラーはだいたい後手に回っていました。(ミラーの勝率は体感4割くらいでした ※剣舞を積めていない場合)
技構成はメインウェポンのきょじゅうざん、スカーフを倒すためのじゃれつく、でんこうせっか、後述するカバルドンとの相性が良いつるぎのまい の4つです。
@オボンのみ わんぱく
214(244)-132-181(212+)-x-98(44)-67
じしん あくび ステルスロック ふきとばし
HB-特化ザシアンのきょじゅうざんをオボン込みで92.5%耐え
HD-おくびょう珠イベルタルのダイジェットを確定耐え
(急いで用意した個体なので調整間違っていたらすみません。)
やが不利を取るを誤魔化しつつ、ステロあくびで対面操作も行えるポケモンです。
に後投げする機会もあったのでHBベースでの採用です。
もともとはこの枠をでんきだまにしていたのですが、終盤に当たった
にありえないくらい仕事をされ、その時に「今の環境が刺さっているのでは?」と感じたため採用しました。
実際使用感はかなり良かったです。
電磁波が効かない、ステロあくびで対面操作ができる、砂で襷を削れる、ふきとばしによる起点回避 などこの禁伝無制限ルールでも十分な仕事ができるため、ほぼすべての相手に選出していました。やはりステロあくびは偉大でした。
技構成は じしん、ステルスロック、あくび、起点回避のためのふきとばし の4つです。
※急いで用意したため、S個体値厳選もできておらず、完全なる妥協個体です。
@こだわりスカーフ おくびょう
175-108-110-222(252)-161(4)-156(252+)
しおふき ねっとう かみなり れいとうビーム
CS-振り切り
D-あまり
対のポケモンです。とよく組まれているには不利を取ってしまいますが、後述するで対応することができます。
(逆に相手視点をみたらをかなりの確率で投げてくれたため、あえてを投げずにで崩しにいくということもしていました。)
雨下でのしおふきの威力は凄まじく、の砂やステルスロックでしおふき圏内にもっていくという動きも強かったです。
しかし、相手のパーティーにがいると、簡単に受けられてしまい、逆に起点にされてしまうため、入りの構築以外にはあまり投げませんでした。
技構成はしおふき、かみなり、れいとうビームまでは確定で、最後の1枠はやけどを狙えるねっとう、命中と威力のバランスがとれたなみのり、威力重視のこんげんのはどうからの選択でしたが、ねっとうによるやけどが勝ち筋をつかみやすいと考えたため、ねっとうを採用しました。
@いのちのたま おくびょう
201-135-116-183(252)-118-166(252+)
CS-振り切り (最速なのは意識です)
B-あまり
対のポケモンです。+
では上記4体に対する火力面に不安があったため(実際に崩せない場面もありました)、ダークオーラ+いのちのたまによる超火力を出せるを採用しました。
その火力は凄まじいものですが、チョッキをもったには対面からでも負けることがあるため、「迷ったらとりあえず投げる」というより「原則としてがいる構築にのみ投げる」ことを徹底しました。(前述した通り、たまににも投げてはいました。)
技構成は、あくのはどう、デスウイング、意識のねっぷうまでは確定で、最後の1枠は有象無象に打てるふいうち、ダイマックスターンを枯らしたり、電磁波展開をシャットアウトすることのできるみがわり、安定した回復量を確保できるはねやすめ からの選択でした。正直どの技にも強い点があり本当に悩みましたが、に投げることも考えると、安定した回復ソースがあった方が勝ちをつかみやすいと判断し、はねやすめを採用しました。(実際、はねやすめのおかげで拾えた試合がいくつもあったので、この選択は正解でした。)
@きあいのタスキ いじっぱり
165-194(252+)-100-99-110(4)-177(252)
AS-振り切り
D-あまり
最終日に急遽採用したポケモンです。(諸説枠)
最初はこの枠が襷でしたが、不意の電磁波やS操作技に苦しめられ泣く泣く解雇。構築に足りない要素を考えた結果、壁+積み展開があまりにもきつかったので、能力上昇をパクれるなら、相手の選出をゆがませることができるのではないかと思い、ほぼ願望で採用しました。
選出することはありませんでしたが、これまで相手にガンガン選出されていたが
最終日だけは1度も出されなかったので、選出画面での圧力はそれなりにあったのかもしれません。(実は結構重かったのでありがたかったです。)
技構成は能力上昇をパクれるシャドースチール、インファイト、かげうちまでは確定で、最後の1枠はS操作のできるがんせきふうじ の4つです。
3.選出
基本選出
様々な構築と5分以上の勝負ができる、バランスの取れた選出でした。
は後ろに置いて、ステロ+あくび展開を取っていました。
対
(相手の並びによって柔軟に対応)
選出段階で試合の結果が体感8割くらい決まっていました。人によって選出が様々だったので本当に難しかったです。
対入り
上記4体のうち1体でも入っていたら迷わずこの選出をしてました。
を後ろに置いて、ステロとあくびでテンポを取り、で崩していました。
4.おわりに
この並びにたどり着いたのが最終日で、最終日は8勝1敗(最初に1回負けた後に7連勝しました)という、自分の中では驚異的な成績を叩き出せたので、そこそこの完成度には仕上がったのかなと思っています。
ただ、「もっと早くこの並びにたどり着いていれば、目標の最終3桁も達成できていたのでは…?」と悔しい部分も残るのが正直な感想です。(終了までの残り時間や順位の上がり方に限界を感じてしまいました…)
SVでは目標の最終3桁を達成できるように頑張りたいです。
実績がない自分の記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。